クメールの探求

アンコール ワットのお話   「NO2]

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環濠


NO1


まずは 西参道から

アンコール ワットの環濠は 幅190Mで
西と東に環濠をわたる参道が西と東の
二箇所にありこの画像は西参道です



クメールの寺院とつなぐ参道に環濠の水を
左右につなぐ 又は 水を左右に流す

配管はなく 土手で左右とは遮断されています
西参道  東参道で水は遮断されています


多くのクメール寺院にある環濠は
参道が左右の水を遮断しています




「ベン メリアは例外」



NO2


西側から南側の環濠を見る


大きく 水のタップリ  プールしています
NO3


画像  右側は東参道で土で作られています

環濠の水は 南  北には流れません

NO4


環濠の北側に 何か溝があります

画像の左側にある砂岩
環濠の側壁

雨季 アンコール ワット遺跡群に降り注ぐ
雨は アンコール ワット 環濠の
側壁を壊して 環濠に入り込みます


すなわち  環濠の水は自然任せです

NO5


何か 環濠から自然に出来た 溝があり水が流れています

西南の所


アンコール ワットの環濠の水の出口です

画像NO4 「北側」から雨季  水が流れ この西側の溝から
外部に流れます

自然 任せ

近くの食堂に聞くと

9月 10月は 環濠からあふれ 道から外部に流れるそうです


クメールの寺院で環濠がある所で
環濠の水を 取り入れ口  排水がある
寺院はないのでは

クメール  配水の考えは 無いのでは

ある人はクメールに

「巧みな水利システム」あるとか


さて?
NO6


ググール アースで見たアンコール ワットの環濠


上部 「北側」から雨水が流れ込み「画像 NO4」
西南の流れ出る 「画像 NO5」

この画像の左下に 細い線が見え それが排水溝

NO7


ググール アースで見たアンコール ワット遺跡群

画像 上部 やや右にみどりの線状が  シエムリアップ河


アンコール ワット遺跡群は
シエムリアップ河とクレーン山の地下水で
みどりが豊か

しかし アンコール ワットの四方は緑がありおません



このアンコール ワット遺跡群は
カンボジアで 最も水が恵まれた土地で
アンコール トムで見られる 巨木
こんな所 カンボジアの平坦地で
他の所では ありません

クレーン山  シエムリアップ河 地下水  が湧き出る所

アンコール ワット遺跡群は この三点に
恵まれた土地なのです



アンコール ワットの環濠は 東西に長さ1.500M  幅  190Mと大きな環濠ですが配水口  排水口は作られていません  自然の排水です


近くにある  アンコール トム   プリア カーン  離れているベン メリア  大プリア カーン  バンテアイ  チュマールの環濠も 自然 排水です

クメールにて 水を配水するという考え方はありません

環濠と同じく 大量の水を貯めるバライにも配水口はありません


(アンコール トムと ベン メリアは自然にある河から水を入れています)


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