クメールの探求

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カンボジア博物館  NO1

カンボジアのプノンペンのありますカンボジア博物館はクメール関係の展示品は質  量ともNO1であろう

量で言えば 何故か7−8世紀の展示品は9世紀以後と比較して多く展示されています
特にクメールはインドからの影響が強く受け その影響を受けたリンテルを見ていきましょう




リンテル  「インド ミヤンマーのリンテル」


インドのヒンドゥー寺院はクメールとは異なり石窟寺院が5世紀から8世紀の寺院に見られ
リンテルは石窟寺院の開口部に描かれています

NO1


インド 

アジャンタ石窟

20石窟

開口部に
描かれている

マカーラ ベルト

5世紀
NO2


インド

ウンダベリ石窟

石窟内部の
開口部の上に
描かれている
リンテル

左右に
マカーラが描かれ
口からベルトが
吐き出されています


7世紀
NO3


インド

カイラーサナータ寺院
のリンテル

左右のマカーラから
ベルトが吹きがされ
ベルトと共に
ひとも噴出されて
います

クメールの
7世紀のリンテルで
同じデザインが
みられます


8世紀
NO4


インド

ルパラサン
ガメーシュワラ寺院

7世紀
NO5


インド

エローラ石窟
16窟

8−9世紀
NO6


インド

ランガナータスワーミ寺院 
13世紀 
NO7


インド



ハサーラ ラマ
チャンドラ

14世紀頃
NO8


驚きの
リンテル

ミヤンマー

まさかミヤンマーで
リンテルを見るとは

それもサンボール プレイ クック様式と
同じ感じの
  参考


ミヤンマー

バカン遺跡

見渡す限り
レンガ作りの寺院が
多く見られます

その一つの寺院
開口部

バカン 良い砂岩がないのですね

レンガで作られた
開口部
苦労の跡が見えます



驚きはミヤンマーのリンテルで あまり観光客も行かないアラカン王国を見学の旅のとき ミャウーの町にある小さな博物館に このリンテルは展示されていました
ミャウーは もうバングラデッシュに近い所です インドから陸路 ミャウーに そして クメールまでこのリンテルのデザインが伝わった感じがします

インドのリンテルは5世紀から13世紀まで左右にマカーラ ベルト  メダル1個のデザインは変わらず クメールは8世紀「コンポン プレア様式」には
マカーラ ベルト  メダルはリンテルのデザインから無くなる このインドとは異なり すばやく変わるクメールが面白いのでは

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