クメールの探求 砂岩採掘現場 NO3 [クルス アラムロンチン 付近]
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NO | 採掘現場 | 状況 | 掘り方 | 深さ | 規模 | 推定 採掘年代 | 所在地 |
1 | プラサート トマ ダップ 付近 | 大きい砂岩を切り取る | 溝を掘る? | 2層ほど | 小さい | 8世紀 | シエムリアップ州 |
2 | クルス アラムロンチン 付近 | 平らな土地 | 溝を掘る | 2層ほど | やや大きい | 9世紀 | シエムリアップ州 |
3 | トマア アンドン付近 | クレーン山の裾野 | 傾斜を利用 | 4−5Mほど | 大きい | 12−13世紀 | シエムリアップ州 |
4 | バン テイトランコン クック | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 11世紀 | プリア ヴィヒア州 |
5 | ダー河 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 大きい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
6 | ベン メリア付近 河 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 12世紀 | シエムリアップ州 |
7 | ベン メリア 付近の林 | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 不明 | 12世紀 | シエムリアップ州 |
8 | コーケー遺跡群内 NO1 | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
9 | コーケー遺跡群内 NO2 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
10 | プリア ヴィヒア | 山頂部と中腹の斜面 | 溝を掘る | 1層 | 大きい | 11世紀 | プリア ヴィヒア州 |
11 | タイ国 東北部 林の中に | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ブリーラム県 |
12 | ワット カオトン ワナラン | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ナコーンラーチャーシーマー県 |
13 | 2号線の横の林 | やや傾斜地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ナコーンラーチャーシーマー県 |
14 | Prasat Phra That Phu Phek | 山頂の平らなところ | 溝を掘る | 1層 | ? | 11世紀 | サノン ナコーン県 |
15 | プノン・プレア・ネットプリー | 山頂部と斜面 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 10世紀 | バンテイ ミエンチェイ州 |
州はカンボジア 県はタイ |
クレーン山 山頂の採掘
この砂岩 採掘現場はクレーン山の山頂にあり すぐ横にクルス アラムロンチン寺院があります
この砂岩採掘場に村人が通る道がありますが 採掘現場と気がつく人は少ないでしょう
ある学者が クレーン山から砂岩が採掘され アンコール ワット遺跡群に 河を使用してイカダで運ばれたと
テレビで放映され もし このプラサート トマ ダップとクルス アラムロンチン 付近の二ケ所の採掘現場とすると
共にシエムリアップ河から遠く離れたところで
仮に河に積み込む位置が 河の水量がやや多い バンテアイ スレイ付近でも砂岩採掘現場から
直線距離で約20KMも離れた位置です 更に河を25KMほど下らなければアンコール ワット遺跡群に着かない
重くて 壊れやすい砂岩を 傾斜の強い山道を20KMも運ぶことは出来ないでしょう
それを示す様に クメールでの砂岩採掘現場は クレーン山以外の十一ケ所の砂岩採掘現場は 皆 傾斜のない平坦地で採掘が行われたいます
クレーン山 山頂の砂岩採石は 山頂にある寺院の建設のために採掘されたのです
NO1 砂岩採掘現場 平らな土地 砂岩がむき出しに なっているところを 表面から採掘しています 写真のやや上 横に走る線状は 道です |
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NO2 砂岩採掘跡 幅約1M 長さ 約3Mの 砂岩が切り取られています |
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NO3 他の採掘現場で見られる溝跡に にていますが 幅は広い |
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NO4 砂岩採掘時 丸鑿跡と思いますが |
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NO5 むき出しの砂岩を 切り取った跡と 思いますが 砂岩の表面に 鑿跡があります |
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NO6 砂岩を切り取った 跡に残された壁 |
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NO7 クレーン山の略図 トマ ダップから シエムリアップ河まで 直線距離で20KM 高低差も300Mほどあり 砂岩の移動は 困難と思います |