クメールの探求

「石像のダメージ」

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石像のダメージで 最初に紹介するのは アンコールワットのデヴァターです

画像のように5体のデヴァターは右側のデヴァターは水のダメージを大きく受け 下半身は水のため失われています
中央のデヴァターは 上部から水が流れ落ち 体の中央と基壇部は大きくダメージを受けています

アンコールワットでは 多くのデヴァターが水のダメージをを受けています

 

バンテアイ スレイの三基の祠堂   「シエムリアップ州」

三基の祠堂があり それぞれの祠堂に8体の像が描かれています

祠堂に描かれている像は 上部に屋根はなく 風雨が直接当たると見られます

 
 

 バンテアイ スレイの破風飾りー  

破風飾りの中ほどに描かれているドルゥガー像の乳房 サンポット上部は衝撃と思える剥離が見えます

ドルゥガー像の左上に 同じく剥離が  ドルゥガー像 右横に砂岩が一部失われている

破風飾り 左側から45度の角度で倒木が倒れ  それぞれにダメージが   さて?





   NO1


サンポール プレイ クック遺跡
「プレイ クメーン様式 8世紀」
C 1 遺跡

約1200年間ほど
風雨に
しかし ダメージは少ないのでは
 

日本の寺院に多く置かれている
狛犬も
クメールの獅子と同じように
一年中 風雨に曝されています

   NO2


アンコールワット遺跡群
「バイヨン様式  13世紀初め」

プリア カーン 


ここも ダメージは少ないのでは
 
   NO3


シエムリアップ州

「8−9世紀」

トラピエン ポーン

祠堂に描かれているリンテル

リンテルのダメージ?は少ないが
縦 横に割れ目があります

割れ  ヒビ

クメールの建築 石像に
多く見られます


  NO4


石像の割れ

石像の頭部から後ろ側に
割れが見られます

バプーオン様式 「11世紀」
 
   NO5


アンコールワット

回廊の建物  
その建物の全体が溶けています
   NO6


よく聞く

長年の風雨による 石像の
ダメージ

石像の全体がダメージを


これ エァーガンに砂を入れ
石像に砂を当てたのでは?



売られていた石像
コーピー品


バプーオン様式をコーピー

「11世紀ですが」
   NO7


アンコールワット遺跡群

プリア カーン
「バイヨン様式  13世紀初め」

雨が当たらない祠堂に描かれている
デヴァター

状態は真に良い
   NO8


ダメージの少ない石像

「プレ プープ様式 10世紀」


プノンペン博物館展示像
  NO9


バンテアイ スレイ


「バンテアイ スレイ様式 10世紀」

デヴァターのお顔が剥離しています

足はダメージはなく
水の影響ではない


想像で 倒木のダメージでは?

画像では デヴァターの
左上部  お顔
画像左 膝の横
約45度の角度で
砂岩は剥離


倒木によるダメージでは?
 
  NO10


祠堂の外部に置かれたと思える
石像

ダメージが少ない


シエムリアップ州
保存事務所

「バイヨン様式 13世紀初め」 

それぞれのダメージ 「石像」

 NO 内容 頻度 
 NO1  水によるダメージ  多い 
 NO2  砂岩の割れによるダメージ  像は少ない
 NO3  風雨によるダメージ  無
 NO4  倒木によるダメージ やや  少ない


今回 石像のダメージを 取り上げてみると クメールでは 他の国では見られない  水によるダメージを多く見れれます

又 一般的に言われる 風雨のダメージは見られませんでした


それぞれのダメージを 詳しく調べてみましょう??


 水のダメージ石像  外部に安置された石像    
       

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