クメールの探求

「石像のダメージ」

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クメールの石像にて ダメージが多いのは 衝撃による首  腕  足の破損が多く見られますが 建物の外面に描かれたデヴァターが水によるダメージが多く見られます

この水によるダメージは クメール特有のものでは 

 それ以外にも 少ないが 倒木によるダメージが見られ  水 倒木は 他の国では少ないのでは

今回  クメールの石像のダメージを見ていきます



それぞれの石像のダメージにクリックを

 水のダメージ石像 砂岩の割れによるダメージ石像  倒木によるダメージの石像  風雨によるダメージ石像
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参考 

 クメールの石像   寺院付近の環境 
加工された石像  ナーガについて   世界の石像  ダメージのある石像 コーピーの石像 
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NO1  石像のダメージで 最初に紹介するのは アンコールワットのデヴァターです

画像のように5体のデヴァターは右側のデヴァターは水のダメージを大きく受け 下半身は水のため失われています
中央のデヴァターは 上部から水が流れ落ち 体の中央と基壇部は大きくダメージを受けています

アンコールワットでは 多くのデヴァターが水のダメージをを受けています

 

NO2 バプーオン様式 「11世紀」の石像


頭部にひびが走っています

石像の制作時はひびは入っていなかったのでは?

ひびが入る クメールの石像では5-7体ほど見ましたが

 

NO3  バンテアイ スレイの破風飾りー  

破風飾りの中ほどに描かれているドルゥガー像の乳房 サンポット上部は衝撃と思える剥離が見えます

ドルゥガー像の左上に 同じく剥離が  ドルゥガー像 右横に砂岩が一部失われている

破風飾り 左側から45度の角度で倒木が倒れ  それぞれにダメージが  

 
 
NO4  この石像は全身の表面に凸 凹が見られます

長年の雨風でダメージが   さて?


博物館に展示されている石像には この様な凸 凹に「エンボス加工」加工された石像は展示されていません

この石像はコーピー品です



それぞれのダメージ 「石像」

 NO 内容 頻度 
 NO1  水によるダメージ  多い 
 NO2  砂岩の割れによるダメージ  像は少ない
 NO3  倒木によるダメージ   少ない 
 NO4 風雨によるダメージ


今回 石像のダメージを 取り上げてみると クメールでは 他の国では見られない  水によるダメージを多く見れれます

又 一般的に言われる 風雨のダメージは見られませんでした


それぞれのダメージを 詳しく調べてみましょう


参考

多くのクメール石像は 下の画像の様に 表面を研磨されている石像が多い

 

 石像のダメージで最も多い 衝撃のダメージ

何かの衝撃で 頭部  腕が 失われています

「アンコールワット様式 12世紀」